非定型っ子の土曜参観
土曜授業参観に参加してきました。
ふだんは見られない学校での娘の様子、非定型っ子の母親としてはとても気になるというか、心配になるというか。
授業中に走り回るような子ではないけれど、ちゃんと先生のいう事を聞けているのか、指示は通っているのか、変なタイミングで発言していないか……などなど。
心配事は尽きませんでした。
そっと覗きに行って、びっくり。
驚くほど静かに先生の話を聞いていました。
教室内をうろつく生徒がいる中にも関わらず、ちゃんと先生の指示を聞いて行動できてる。
ちょっと早くプリントが終わったら、他の子ができるのをきちんと待っている。
挙手して発言して、それがちゃんと回答になっている。
家では見る娘には心配事ばかりでした。
お返事をしないのでこちらの話を聞いてるかわからない、とか。
暇な時に無駄にうろうろしてる、とか。
最近のプリントでは文章問題につまづきつつある、とか。
心配なことはたくさんあったのに、授業をしっかり受けているあの姿を見ただけで「今のこの子は大丈夫」と思いました。
まだできなことはたくさんあります。油断もできません。
でも「今は」大丈夫。
たぶんこれから人間関係が深まるにつれて、娘自身が周りとの違いに気がついていくでしょう。周囲も協調性に難のある娘になにか思うのかもしれません。
その時にかつて私が経験したような孤独感、もどかしさ、苛立ち、悲しみなどといったツラい気持ちを抱えるのかもしれません。
そうなった時、私はその変化に気が付けないのかもしれません。年ごろの娘は相談してくれず、ひとりで抱え込むこともあるかもしれません。
その時に自力で立ち直れるだけの自己肯定感、みたいなものを育てていったほうが、将来のこの子のためになるんじゃないかと。
それができるのはまだ私の声が届く幼さがある今の内じゃないのか、と。
なら今は心配してお小言を言ってしまうより、一緒に遊んだり、料理を作ったり、勉強したりしてなるべく「褒める」機会を作ったほうがいいんじゃないか。
そんなことを考えさせてもらった授業参観でした。
ちなみに。
校内に入るために持参しなくてはいけなかったスリッパを、またもや忘れてしまいました(´;ω;`) (前回はPTAの時)
娘の前にまずは私が成長しなくては。。。